【ご挨拶】やぶれかぶれな気持ちから、旅がはじまることもある。

はじめまして!
編集者の立岡です。

突然ですが、日本と世界を深掘りするメディア『Wanderlust(ワンダーラスト)』を立ち上げました!
ちなみにWanderlustとは、“旅や新しい世界への強い憧れ”という意味の言葉です。

これまで、旅行雑誌や旅メディアでさまざまな記事を書いてきました。
もちろんどれも刺激的で楽しい経験でしたが、心の中では「その地域の歴史や伝統を深堀りたい!」「実際にそこでの暮らしを味わってみたい」という思いが強くありました

でも、日々の忙しさや怠惰な性格ゆえに「今はまだはやい…」「もうちょっと取材の費用を稼いでから」と自分に言い訳をしてきました。また先延ばしにすることで「自分には結局、何もできないのではないか?」という問いに蓋をし続けてきたという部分もあるかもしれません。

それなのに、なぜ急にこんなことを始めたのか…。

2025年の1月、理不尽な事故に遭いました。
その結果、四六時中、脳をベルトで締め付けられるようなひどい頭痛と目眩に悩まされ、全く仕事ができない状態が数ヶ月続くことになりました(許さん…怒)。今も後遺症があり、頭痛に悩まされております。(雨の日や飛行機の離着陸など、気圧が変わるときが特にひどいです。。)

身体的な辛さに加え、仕事ができないことで収入が減っていく不安も大きくのしかかっていました。
でも、一番怖かったのはそこではありません。

ひどい頭痛や、思っている言葉が口から出てこない症状に襲われたとき——
「このまま、もう仕事ができなくなるかもしれない」と感じた瞬間です。
編集者としての自分が、急に足元から崩れていくような恐怖でした。

同時に、心の奥からもう一つの問いが顔を出しました。
「そもそも、何がしたくて私は編集者になったんだっけ?」

悩みに悩んだ末、答えは意外とシンプルでした。
——自分が作りたいメディアをつくって、旅の魅力を伝えたい。

誰だって最後は死ぬ。
だったら、自分がやりたいことをやってから終わりたい。
そう吹っ切れた瞬間から、『Wanderlust』は動き出しました。

だったらもう、やりたいことをやって生きようじゃないか。

見たい景色は見に行くし、会いたい人には会うし、美味しいものだって遠慮なく食べてやる!
まわりが何と言おうが、知ったこっちゃない。

……言葉が悪くてすみません。
『Wanderlust』は、そんなアラフォー編集者の「構うもんか!」という破れかぶれな気持ちから生まれました。(半分はタイトル通り、旅へのワクワク✨が詰まってますのでご安心を)

私は普段は明確なゴールを設定し、そこに向けて逆算をしていく計算高い論理的な人間なのですが、『Wanderlust』では気にしません。行き先なんて知るか。編集会議から生まれる障りのないネタではなく、自分が書きたいことを書くんだ。SEO!? どうでもいいわ! (普段はちゃんと考えて仕事をしているのであしからず)

ここでは、観光地の有名スポットではなく、その裏にある物語や、現地の人しか知らないようなニッチな景色をお届けします。キラキラした観光情報やスポット案内は、他のメディアさんをチェックしてください。

「世の中には、アホなことをやってる人がいるんだなぁ…」
「それでもちゃんと、生きていけるんだ」


そんなふうに気楽な気持ちで、のんびりお付き合いいただければ嬉しいです。

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この記事を書いた人

東京から京都へ移住した編集者。
『Wanderlust』編集長であり、ライターであり、時にはカメラマン。
日本や海外を巡り、面白そうなこと・関心があることには、だいたい首を突っ込みます。不定期で『ひみつの京都案内』というオンラインイベントを開催することも。

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